感傷的な夜に

2006年11月14日
夜に文章を書いて朝読み返してみると恥ずかしい、と思うことがよくあります。
職場の同僚の方もそうだと言っていました。嵐の夜とかに文章を書くと特にやばいものを書いてしまうそうです。

夜にはなにか人を感傷的にする特別な力があるのだろうか。

昨日、勉強会に向かいながらいくつかの街を通りました。その中のある街を久しぶりに通ったとき、数年前の懐かしい記憶がよみがえってきて不覚にも涙してしまいそうになりました。

この町にある友人の家に毎週通い、くだらない話やどうでもいい話をして笑いあったり、そのときのつらい話を聞いてもらったりとかけがえのない時間をすごした街。

また、そのころの私にとって貴重な女友達でありメル友であり密かに想いをよせていたあの子が住んでいた街。

大学の卒業式の日に2人で会ったのに告白できず、半年後にその街で会い、告白をしたこと・・・。

など、数年前のいろいろな思い出が一気に思い出されて、思わず涙がこぼれそうでした。

その恋も終わり、友人たちと過ごしたかけがえのない場所もなくなり、一時期は毎週通っていた道を、今はほとんど通ることがなくなっていました。

戻れるものならあのときに戻りたい。そしてあのときできなかったけど、今だったらきっといろいろできるのに、と思ってしまいました。

今となって失ってしまって初めてあの時間がかけがえのないものだったと知ったのですが、そのときからもっと大切にしておけばよかったと思われてなりません。

今ある一瞬一瞬を大切にすること。それがこれからできることだと思います。

失ってしまってから気づくのではなく、いつも悔いの残らないように過ごしていけたらいいですね。

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