ISBN:4087484920 文庫 村山 由佳 集英社 ¥410

を久しぶりに読んでみた。やはりいい小説だと思ったが、なんか昔読んだときと違う感じがした。

 初めてこの本を読んだときはまだ学生で、つきあっている人もいて、という中で読んだ時に感じたことと、それから6年の月日が流れ、いくつかの恋いも終わり、社会に出てみてから読んで感じたことが違うのは当然だろう。

 しかしなんかあの頃読んだときの感動を失ってしまったような気がして残念に感じた。と同時に、これから私がこの本に出てくる主人公のように純粋に人を愛せるのか、という不安も感じた。

 もうここ何年も人を愛してはいない気がする。もちろん、恋だったらいくつかしてきた。

 でも、愛してはいなかったと思う。いつも(当然今も)自分のことばかりだ。

 とまぁいろいろ恋いだの愛だのについて考えて見たのですが、そんなことはいったんおいておいてこれからこの作品の続編である「天使の梯子」を読もうと思います。

 この続編である「天使の梯子」は発売されてすぐ買いに行って読みました。そのときこの本があまりにも「ゆるし」に満ちあふれていて思わず涙した記憶があります。

 そしてその涙が妙に心地よかった気がします。さて、またその気分に浸りにでも行こうかしら。
 

 

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